本大会における基調講演の登壇者、タイトル、および概要が決定しました。
「確率的なオウム」にできること、またそれがなぜできるのかについて
登壇者:
- 横井 祥(国立国語研究所)
概要:
巨大データに潜むパターンを計算機で発見し処理する技術が著しく発展したことを契機に、人間の言葉を自在に「読み」また「書く」ことのできる人工知能システムが次々と登場しています。これらのシステムは一体どのような仕組みで動いており、また人間とはどのような点で異なるのでしょうか。本講演では、数理と技術で説明がつく範囲でかつ直観的に大規模言語モデルの能力とその機序を説明したいと思います。さらに、これらの数理や技術を深めていった先で、ヒトの言語や知性について何がわかり得るのか、また何がわかり得ないのかについて議論できればと思います。